学生インタビュー

沢山の働く人と出会い、沢山の仕事を知りたい。JBAの仕事が私の天職だと思ったわけ

ライター I.Mさん

インターン生インタビュー 岩上さん

子どもの頃は「書くこと」を仕事にしたいと夢描いていた

両親は、本と共に私を育ててくれた。2週間に1回、日曜日は図書館の日。家族4人分のカードを使い、毎回40冊の本を借りる。そのうちの30冊が私の本だった。本を読むのと同じくらい、書くことも好きだった。本を読み終われば、物語の中で生きるキャラクターたちとお別れしなければいけないことが嫌で、自ら続きを書くようになったのが始まり。それ以来、創作小説からエッセイ、現代詩など、形は変わったが、自分が文章にしたいもの、表現したいものを書き続けてきた。けれど、その「書きたい」という気持ちを仕事にできる人は、きっとほんのわずか。小説家、編集者、ライター……。ずば抜けた才能もない私が、その一握りになれるわけがないと、ずっとそう思って生きていた。

大学は神戸大学の文学部に進学した。文学という自分の興味がある分野を専門的に学ぶ日々は充実していた。しかし、講義以外のほとんどの時間はアルバイトに充てた。理由は、単純に楽しかったから。学ぶことと同じくらい、働くことが好きだった。やるべきことを効率良くこなし、自分の頭で考えて動き、時に指示をだす。

「あなたがいると安心」

お客様や社員さん、先輩・後輩のその言葉でどこまでも頑張れた。

早く卒業して、仕事に没頭したかった学生時代

とはいえ、「まだ学生だから、学業と両立して、扶養内で働かないと」という学生の壁に、私はいつも悔しい思いをしていた。就職して社会人になれば、仕事や自分の生活に対する責任は大きくなるけれど、何かとの両立ではなくて、働くことだけに真剣に打ち込むことができる。そう思うと、大学を卒業して会社に就職し、社会人になることが楽しみで仕方なかった。

一方で私は、世の中にある”仕事”というものが具体的にどんなものなのか、まったく想像することができないでいた。毎朝スーツを着てぎゅうぎゅう詰めになって電車に乗って会社に通っている人たち、そびえたつ大きなビルの窓から見える、デスクに座りパソコンに向かっている人たち。その一人一人は、一体毎日どんな”仕事”をしているのだろう。そんな疑問が晴れないまま、あっという間に就活の時期になった。

中途半端な就職活動。そして思い出した夢

私の就活は散々だった。「働くこと自体が好きだから、職種や業界はなんでもいいや。できるだけ色んな仕事をやってみたいな」と思っていた私は、登録した就活アプリで片っ端からエントリー。しかし、どの会社にも「行きたい」という強い気持ちがないものだから、ろくに調べることもなく、直前になって説明会をキャンセルすることも珍しくなかった。コロナ禍のど真ん中、オンラインのセミナーやインターンに数度参加することしかできず、当然、内定はひとつもでなかった。受けた面接は、たったの1回。

今ならわかる。“仕事”“働くこと”“社会”といったものに対する、私の解像度の低さ。志望する会社がどんな理念の元立ち上げられ、どんなミッションを持ち、どんな課題を感じていて、どんなバックグラウンドを持った人が、どんな思いで働いているのか。私は1つも知ろうとしていなかった。「どんな仕事でもいいや」そう考えていたあの頃の私。それは裏返せば「どの仕事にも真剣に向き合う気がない」ことだったんだと思う。

まともな就活経験を積めないまま、迎えた大学3年生の冬。このままの方法で就活を続けても、絶対にうまくいかない。そう確信した私は「“これ”がやりたい」と胸を張って言える仕事を本気で探してみることにした。私は、本が好きだった。

文章を書きたい。その想いだけでたどり着いたJBA

最初は、本が好きという理由だけで出版社や広告を志望してみたけれど、その業務内容を調べれば調べるほど、「やりたいことはこれじゃない」という気持ちが確信に変わっていった。
私がやりたいのは「書くこと」なんだ。それ以外やりたくない。
そのくらいの強い気持ちで一度ぶつかってみよう。そう思って、新卒でライターを募集している会社を探し続けた。そしてついに見つけたのが、JBA。ホームページには、『「言葉の力」で、世の中は変えられる。』という一文があった(※2021年2月当時)。すぐに説明会に参加し、エントリー。面接で「まだ3年生なら一度インターンとして、うちのことをもっとよく知ってほしい」と言われ、二つ返事で承諾した。

JBAのライターの仕事は、半端じゃなく面白かった。お客さまは日本を代表するトップ企業。そこで働く人々を取材し、普段どんな仕事をしているのか、どんな楽しさがあるのか、どんな苦労があるのか、これからの夢は何か。その人の毎日を、大切に、ひとつの小説を編むようにして言葉に落としていく。ただの一学生インターンが、大手企業の現場のエース、役員、社長、レジェンドの方々にお会いし、そのお話を聞ける。書いた記事は、何千人という文字通り日本を支える人々に読まれ、その人たちの日々の活力の一部になる。そう考えると、一本一本の原稿に途方もない熱が入った。

ライターでありながら、原稿以外の仕事にもたくさん携わった。リニューアルする冊子の新企画を考えたり、イベントのリポート動画のシナリオを考えたり、JBAの新拠点の立ち上げを携わったり。「中国語専攻って聞いたんだけど」と動画制作部の方から中国語の動画のナレーションを依頼されて、1週間毎晩原稿を音読練習したこともあった。

そうやって、インターンを通してたくさんの人に出会い、話を聞いて、働けば働くほど「毎朝スーツで会社に通う人たちがどんな仕事をしているのか」という疑問はみるみる解けていった。オフの日に友達と出かけると、お客様企業のロゴを掲げたお店や商品があちこちにあることに気づく。見つけるたび、「この前取材したあの人が関わっているのかなあ」なんて考えて、もっと沢山の働く人と出会って、沢山の仕事を知りたい、早くJBAで次の仕事がしたいとうずうずした。好奇心とワクワクは、尽きることがない。きっと、これは天職だと思った。

お客様の感動のためにどこまでも考え、行動する楽しさ

学生時代、私は部活も文化祭も体育祭も、イベント当日よりもそれまでの準備が楽しみなタイプの学生だった。塾や部活で忙しくてなかなかクラスの準備に参加できないクラスメイトの代わりに毎日準備に参加し、自分と同じように熱量を持った子たちと下校時間になるまで教室でペンキ塗れになって作業した。廊下をパトロールする先生の声に追い立てられて学校を出て、近くのショッピングモールに集まって続きの作業。きりのいいところで解散した後、街灯だけが明るい道を、自転車を押しながら友達と帰る。私の青春。その青春が、JBAでも続いている感覚がある。

JBAで働く人たちは、社員さんも学生も目の前の仕事にどこまでも熱量を持って一生懸命に打ちこめる人ばかり。お客様に向き合う姿勢はいつもまっすぐで、少しでも自分本位な気持ちがバレると、「今考えているのは、お客様のこと?それとも自分のこと?」とすぐに厳しい指摘がとんでくる。インターン生の経歴も様々で、学生でありながら起業している人や、留学先から原稿を書く人、休学してインターンに打ち込む人もいる。そんな優秀なだけじゃない、自分自身の人生と真剣に向き合って、誰かのために一生懸命になれる仲間たちと、一つの仕事にどこまでも深くのめり込んでいく。

そんな青春をこれからもずっと続けたくて、私はこの春からJBAに社員として入社する。お客様の感動のためにどこまでも考え、行動する、この仕事は決して楽ではないけれど。「書きたい」「表現したい」という気持ちを、自分のためだけじゃなく、日本社会を支える何十万人という人々の手に届ける。インターンを経験して知った、この仕事の楽しさとワクワク、好奇心を、これからもっと深く追求したい。

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