なぜ、JBAに入社されたのか教えてください。

私は兵庫県出身で京都造形芸術大学で映像を学んでいたのですが、周りが全然就活をしていなくて、このままではまずいなと思って就活を始めました。もともと、普通のOLになりたくない、作業で埋もれていくような仕事をしたくはないなと考えていて、モノづくりで人の役に立つ仕事ができればと思っていました。JBAについての情報集めは3年生の冬から始めて、社員がお客さまのために働いている姿に惹かれてインターンシップに4回も参加したんです。色々な分野の知識を生かして幅広い仕事を主体的にできそうだと感じて、JBAに入社しました。

インターンに4回ってすごいですね!入社後はどのような経験をされてきましたか?

1年目はプロジェクト全体に携わるディレクター業務をしました。2年目からは冊子の編集や制作ディレクションを担当するようになって、3年目で制作部のエディトリアルデザイナーになりました。
世の中でみんなが知っているような大企業の案件を1年目からやらせてもらえたり、毎日のようにお客さまのところへ行ってアイディアを提案する機会をいただいたり、創刊など新たなメディアの立ち上げプロジェクトにも入れてもらえたりと若いうちから様々なことに挑戦させてもらえたことで大きく成長できたかなと思います。また、デザイナーになる前に、編集力を身につけたおかげで、自分の作りたいものではなくお客さまのためになるものを作りたいと思えるようになりました。

特に印象に残っているエピソードを教えてください。

全国に展開している大手コーヒーチェーン店の広報誌のプロジェクトですね。毎月発行する広報誌の企画・編集・制作ディレクションを担当したことが印象に残っています。そこの社長や社員のインタビューで何を話してもらえそうか、会社がこういう状況だからこういうメッセージを伝えるべきだ、など想像しながら展開を考えて常に編集していました。まさに「想像するのが編集」。編集に想像力は欠かせないと感じましたね。
企業についてもっとよく知るために、関連図書を読んだり、コーヒーの知識を勉強したりもしていました。そこのコーヒー店には毎日のように通って、配布されてるチラシを全部もらってきたりしてましたね。店舗開発部、新規事業部、人事部の方々や、店舗の店長、関連会社の方々といった立場の人に50人以上は会ってお話を聞いたり、取材音源も全部聞いたりしていたことも企業理解の役に立ったと思います。その企業について知れば知るほどお客さまとお話ができるようになるのが楽しくて。その企業に関することはすべて知りたくなって、自分が担当する前の制作物やその取材音源までデータを漁って聞いたりしていたくらいでした。
お客さまの気持ちを乗せて作りたいと思って頑張ってやっていたので、その企業の方から「松本さんなくてしては、この広報誌はできなかったよ。」と言われた時にはすごく嬉しかったですね。

なぜ、そこまで入り込めるのですか?松本さんの原動力を教えてください。

なによりも、素で「お客さまが好きだ」という気持ちですね。お客さまのことを知りたい、自分の担当する仕事にかかわらず関係を持ち続けていたい、という気持ちがあって。そうするとお客さまも喜んでくれて、さらにお客さまのことが好きになっていく。そんな好循環がまわっていくんです。そしてこういうことを続けていくためにも、自分の可能性の幅をもっと広げていきたいです。今後は、もっと編集もディレクションもデザインのレベルを上げて、幅広いメディアでクオリティを高めていけるような存在になりたいと思っています。

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